一人暮らしの高齢者の食事のチェックポイント


元気なシニア夫婦

★離れて暮らす親が一人暮らしになったときに一番心配なのは健康の源「食事」です。
今まで、食事を作っていたパートナーが亡くなれば、お父さんの食事は激変するものです。その逆であっても、一人になると一緒に食べる人(元気でいてもらいたいパートナー)がいなくなる、一人分を作るのはなかなか面倒で、簡単に済ませてしまうという話をよく聞きます。

★悪者扱いされているコンビニや弁当屋さん、スーパーの弁当ですが、便利で、安くて、種類も豊富で、添加物なんて気にしなくてもよいのですが、毎日食べているものとしては誰でも疑問に思うもの。一緒に購入できる体によい和惣菜(切干大根やひじきの煮物、魚の煮付けなど)はもはや保存食の味付けで、食べてみればやはり味が濃かったり(塩分だけでなく糖分も心配)、弁当には揚げ物が多いという欠点は否めません。

★また、コンビニ弁当でなくても、簡単にできるパンや麺類や茶漬け類にしている方も多いようです。これも栄養バランスの面と、よく咀嚼しなくても食べられることから、唾液の分泌(その後の消化吸収)、脳の血流をよくするチャンスを失う点と、噛む力(=生きる力)を弱めてしまうことにつながります(認知症の心配)。
コンビニなどで人気のメニューを買ってきてそれをよく咀嚼してみてください。咀嚼せずに食べられるものは、一口目でおいしい味付けに工夫されています。それは、噛めば噛むほどまずいもの。さらに飲み込んだあとに喉に残る味も感じてみてください。家庭で作る食事から大きくかけ離れているのです。なにが違うかはもうおわかりですよね。

★実際に一人暮らしの高齢者の食事のアンケートではこんな結果も出ています。

一人暮らしの高齢者の「孤食」傾向も高まっており、きっちり一日三食とはならず、約20パーセントが一日二食で、同じようなメニューの食事を取る割合も高いことが判明しました。出来合の惣菜や弁当を利用している高齢者は全体の半数近くで、男性高齢者の約40パーセントがコンビニエンスストアを利用していることもわかったということです。
http://www.minnanokaigo.com/news/N94623288/


★コンビニ弁当(スーパーや弁当屋も)では、大袈裟かもしれませんが、こんな問題もあります。コンビニは高齢者にとってもとても便利な存在。宅配弁当よりも散歩がてら自分で選ぶ楽しみもありそうですが。同じようなメニューは栄養バランスの問題、同じ散歩コースは認知症の心配もあります。

コンビニ弁当は死を早める!添加物があなたにもたらす危険性のしくみ
「はやい、安い、お手軽」などの理由でコンビニで食事をすませてはいないだろうか。
絶対取るな!とまではいかないが便利さを追求した裏には安全性にかけた様々な罠が存在している。あなたもすでにその被害にあっているかもしれない。
http://macrobiotic-daisuki.jp/tenkabutsu-convenience-1808.html


★大量生産している弁当などの落とし穴はこれです。
市販の弁当やレトルト食品は軒並みミネラル不足
コンビニやスーパーの弁当は、美味しく味付けされ食品群もバラエティ豊かに作られていて、良く買われていますね。私も時々。確かに便利です。でも「カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛、銅などの大切なミネラルが決定的に不足している」
http://news.waseda-natural.com/2015/07/blog-post.html


★食事内容はもとより、食べ方として「孤食」にはこんな問題もあるのです。

孤食の高齢者はうつになりやすい
また別の調査では、一人暮らしで孤食の高齢者は、一緒に食事をする人がいる高齢者に比べて2.7倍うつになりやすいとの調査結果が発表されました。
http://allabout.co.jp/gm/gc/460167/


1人暮らしでも、ペットを飼ったり、小さなプランターでも野菜作りをするなど、「相手」がいて「世話」ができることはとてもよいことです。

そこで一人暮らしの食事の対策として

高齢者に限らず、安心な一人暮らしの食事について考えてみました。こうるさい小姑のようですが。。。

簡単にできる一人分の食事の方法とバランスアップのポイント

加工品に頼ることも方法のひとつですが、そればかりでは飽きてしまいます。ひとつ楽しみとして、食材から料理をしたほうが、断然お得で素材自体の旨味が違います。

〜料理が苦手な親に伝えたい簡単調理〜

朝食

★ご飯を炊くときに:炊き込みご飯にしたり、食物繊維豊富な雑穀や押し麦などを入れる。

★味噌汁:具だくさんにしてたっぷりと。
豆腐や油揚げ、わかめがあれば、それだけでもいいですし、さらに冷蔵庫にある余り野菜をみんな入れてパワーアップ。出汁には、顆粒タイプの塩や砂糖、化学調味料の入っているものではなく、心に響く、本来の出汁(鰹節、煮干し、昆布、椎茸)を。出汁パックはスーパーでも取り扱っています。1パックで3-4人前の出汁がとれますが、それをポットに入れて保存しておき、味噌汁や煮物などに使えば無駄なく利用できます。裏技として、袋から取り出し、1/4ほどをお椀に入れて、熱湯を注ぎ、味噌を入れて乾燥わかめなどを入れれば、健康によいミネラル豊富な味噌汁に。固形物は沈殿するので舌触りは気になりません。

★野菜:残り野菜を薄くスライスして、切昆布などを加えて簡単浅漬けに
 ほかに、塩や塩麹、味噌などをつけてビニールに入れて軽くて揉んで浅漬けを。
 
★タンパク質不足にならないように
お肉は豚肉ロースやモモの薄切り肉さえあれば、塩とこしょうで焼くだけで十分においしい。鮭だって焼くだけ。網焼きが苦手なら、フライパンでも十分です。玉子はやはり活躍します。常備しておく食材です。

★長寿・認知症予防にDHA・EPAを

さばの水煮缶などがあれば(味噌煮、かば焼きは砂糖が多いので避ける)、そのままでもおいしいですし、サラダに混ぜたり、カレーに入れたり、納豆に混ぜたり、炒めてそぼろにしたり、カレーに入れて栄養アップの一皿を。

★サラダ:そのまま食べられる、きゅうり、トマト、レタスなど。
キャベツの千切りが難しいとしても、一枚ずつはがして2〜3枚重ねて手でちぎればOK。味付けは減塩のために、お酢やワインビネガーをかけて少しの塩と血管によいオリーブオイルなどを。

★せめて・・・即席味噌汁や佃煮など、人気のものを取り寄せて楽しむ。

★その他:カップスープ、カップラーメンについて(準備中)。

※すりごまや、海苔、野菜を加えるだけでもパワーアップ。粉末の調味液を減らして、味噌や粉末の出汁などを入れる。

高齢になった両親や一人暮らしになった親に人気の宅配弁当などを送る前に


コンビニ弁当でも宅配食でもファストフードでも、充分に摂取できるのは、炭水化物・タンパク質・脂質。でも、これだけでは過剰はあっても全体では栄養不足。人間の機能を働かせるためにはミネラルや機能性栄養などが重要。

高齢者だからこそ、自分の力を最大限に発揮して「よく噛む」ことで脳の血流はよくなり(認知症予防)、唾液によって消化も促進され、胃に負担をかけず、吸収もスムーズになるのです。また、食物繊維を含む食材が多いものを選ぶことで、免疫力の70%をつかさどる腸を元気にすることもできます。

そこで宅配の食事サービスを選ぶチェックポイントを考えてみました。



その1 よい食事とは「よく噛んで食べたときに」おいしいもの。


それは、食材の持つ味がしっかりと残ったもので調理されていること。アミノ酸や酵母エキス、たんぱく加水分解物、などの旨味調味料を使うということは、食材の味(滋養)を失っているから必要になるものなのです。事前に原材料でわかります。

その2 それを確かめるために


まずは、自分で取り寄せて、野菜の量が主菜と比べて多いか?品目数ではなく肉は肉、野菜を使った副菜は副菜として皿に盛ってみれば一目瞭然です。
さらに、おかずのひとつずつをよく咀嚼しておいしいか判断する。さまざまな食感が楽しめるか(口の中での変化)。また、飲み込んだあとに後味が残りすぎないかを感じてみる。

その3 原材料は表示されているか


購入前に表示があれば、それを確認し、なければ問い合わせてみることも。

その4 どのように配達されるか


宅配便か、自社ルート便か、それなら曜日は?配達時間は何時頃か?などを事前にチェックします。

その5 定期的に利用をはじてからのチェックポイント


・受け取りがうまくいっているか?
・食事が楽しめているか?
・配達員との人間関係がうまくいっているか?
・体重の増減はないか?お通じはよいか?(これが重要)
 などを聞いてみるのもいいでしょう。

安心工房の無添加手作りのおかずセット「食養膳」は 冷凍で食べる時間を選ばないこと、野菜たっぷりメニューなのでおすすめです。



宅配食が栄養バランスがよいと云われても補っておきたい食材
 コンビニやスーパーでも買える食材でフォロー


おかずセットやお弁当でも、高齢者にとっても毎日コツコツと摂取しておきたいミネラルや食物繊維などの不足はあるというのが前段のレポートです。また、三食すべてが食事宅配サービスや、市販の弁当や総菜だけではないはずです。全体の栄養の底上げする方法として、以下を常備、常食する習慣がおすすめです。

◎まずは、発酵食品

 納豆(納豆菌、ビタミン、食物繊維、大豆イソフラボン、大豆フラボノイド)
 ※添付のタレは使わずに醤油などで
 キムチ(乳酸菌、唐辛子、食物繊維)
 ヨーグルト(乳酸菌)
 出汁の材料のみが入った出汁パック(旨味と風味アップ)
 お漬物(糠漬けや沢庵漬けなど)
 ※市販のパック入りの漬物は発酵食品ではなく調味液漬けです。
  ポリポリとした食感と食物繊維が取れる点ではいいのですが。

◎長寿にもよいと云われる食材
 豆腐(大豆イソフラボン、大豆フラボノイド)
 アーモンドなどのナッツ類(ビタミンE)
 さばの水煮缶、いわしの缶詰など(EPA・DHA)
 食べるいりこ(煮干し/カルシウム、EPA・DHA、タウリン、カルシウム吸収促進ビタミンD)
 バナナ(栄養面からミラクルフルーツと呼ばれる、サラダよりバナナを)
 季節の果物(いちご、りんご、みかんなど これは3堡△覆匹覗ってあげても)
 海苔・乾燥わかめ・とろろ昆布(味噌汁やスープに)
 梅干し・佃煮類(ご飯がすすまないときに・食べ過ぎ注意)
 最後に、長寿や認知症予防食材として多く出てくる
 オリーブオイルや亜麻仁油、えごま油を、出来たおかずに少しかける習慣を。
 

・・・つづきは次回へ。

 高齢者の食事宅配サービス